arabinのブログ

51歳で障害年金を貰いながら、障害者枠の仕事で働いています。中学生の頃から人に見られている気がする、噂されている気がして苦しくなり、以来人を避けて生活してきました。高校も中退、仕事の転職も数知れず、能力なし学歴なしの51歳中年オヤジです。今までは何とかこの症状を無くそうとしていましたが、どうやらこの症状は無くならないみたいです。こんな自分のままで楽に生きていくしかありません。

オレが逆の立場だったら、そんな奴に近づかんわ

今日、車で走っていました。いつもと変わらず後ろの車が気になるので、チラチラチラチラとバックミラーを見ていました。

すると後ろの車が遥か後方に下がっていくではありませんか?!

まるで「こんな気味悪い奴には近付かんとこ」とでもいうかのように。

車間距離を取っているというには、あまりに離れすぎです。

私はメラメラと怒りが込み上げてきました。



で、帰ってからのこと。

私は週に一度セラピーを受けているものですから、セラピストにそのことを話したんです。



するとセラピストは言いました。

「あなたが逆の立場で、チラチラチラチラ後ろを気にしてバックミラーをしょっちゅう見ているような車がいたら、あなただったらどうする?」

私は想像してみました。

私が車の運転をしていて、前の車の後ろに近づいたら、前の車の運転手がチラチラチラチラとバックミラー越しに私を見ている光景を。



そしたら、私は気味悪いから、その車から離れるだろうなと思ったんです。

「わかるわ!!気味悪いもん!!」

そう思ったら、私の車からとてつもなく離れていった車の運転手に対する怒りも無くなりました。



自分が気味悪いと思って離れていくんだから、人が気味悪いと思って離れていくのも仕方ないなと思ったんです。

相手の立場に共感したんですね。

相手に共感すると、怒りは消えていきます。



結局、私がされていると思っていることは、自分が人にしていることでした。

もし、人の許せない言動があったら、その人に怒りを向ける前に、自分が逆の立場だったらどうするだろう?と想像してみて下さい。



自分がやらないことは、人にされてもわからない。

皮肉を言わない人は、皮肉を言われてもわからない。

意地悪をしない人は、意地悪をされてもわからないんです。